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給湯器を交換するメリットを修理の場合と比較!

給湯器に不具合が見つかったとき、交換か修理か迷う人も多いでしょう。設置してからあまり年数が経っていない場合は、修理で改善する可能性があります。しかし、耐用年数を過ぎていたり何度も不具合を起こしていたりする場合は、交換がおすすめです。

今回は、給湯器を交換するメリットと修理するメリットのどちらも解説します。新しい給湯器を選ぶときのポイントや業者選びのコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

給湯器を“交換”するメリット

給湯器を交換すると、給湯能力が戻ることが大きなメリットです。給湯器は消耗品のため、使用回数を重ねるごとに給湯能力が下がります。給湯能力が下がると、お湯がすぐに使えなくなったり温度が安定しなかったりと何かと不都合が生じます。

しかし給湯器を交換すれば改善されるため、お湯に関するストレスが減るでしょう。また交換のタイミングで省エネ性の高いタイプにすると、光熱費の節約にもつながります。家族構成に合わせて容量も変えれば、無駄なくお湯を使えるようになるでしょう。

 

給湯器を“修理”するメリット

給湯器を修理するメリットは、即時対応できたり工事費用を安くできたりする点です。部品を交換すれば改善する程度の不具合であれば、修理のほうが安くすみます。部品の在庫があれば即時対応もできるため、お問合せ当日に修理が完了するケースも少なくありません。

また給湯器メーカーの保証期間内であれば、無償で部品交換や修理ができる場合もあります。保証を受けるには条件を満たす必要があるため、該当するか確認してから相談するのがおすすめです。

ただし、ある程度年数が経っている場合やメーカーが倒産していたりする場合は、修理対応できない可能性があります。部品が入手できないとなれば、交換を検討しましょう。

 

給湯器を交換・修理する際の目安

給湯器を交換するか修理するか迷ったときは、使用年数や不具合の状況から判断しましょう。給湯器メーカーの保証期間は10年を目安に設定しているため、10年以上使用している場合は交換をおすすめします。修理するとなっても、部品が廃盤になっていたり直らなかったりすることもあるからです。以下のような症状が起きている場合は、交換を検討しましょう。

  • お湯の温度が勝手に変動する
  • お湯が出るまでの時間が長くなった
  • 給湯器から大きな音がする
  • お湯から異臭がする
  • 給湯器から水漏れが発生している

交換か修理かの最終判断は業者が行うため、まずは相談してみましょう。

 

給湯器は自分で交換できるのか?

給湯器の交換は自分で交換することはできません。原則、給湯器の交換には資格が必要のため、一般の方が交換するのは危険です。また無資格の業者が交換することも違法のため、依頼時は関連資格を保有しているか確認することをおすすめします。給湯器工事に必要となる資格については、以下をご覧ください。

  • 液化石油ガス設備士
  • 給水装置工事主任技術者
  • ガス機器設置スペシャリスト
  • ガス可とう管接続工事監督者
  • 簡易内管施工士

給湯器の交換は決して自分で行わず、プロに任せるようにしましょう。業者の保有資格はホームページでも確認可能です。

 

給湯器の交換・修理の依頼先

給湯器の交換・修理の依頼先としては、主に6つあります。

  • ガス会社
  • 給湯器メーカー
  • 電力会社
  • 家電量販店
  • リフォーム会社
  • ホームセンター
  • ネット通販

依頼先によって取り扱うメーカーや費用、納期などが異なります。とくに現在は半導体不足となっているため、即時対応できないこともあるので注意しましょう。完全に壊れてしまうことを避けるためにも、余裕を持って依頼するのがおすすめです。

 

給湯器の選ぶ際に確認すべきポイント

給湯器を選ぶ際は、いくつか確認すべき5つのポイントがあります。各項目で確認すべき内容を解説するので、交換する際の参考にしてください。

 

号数

まずは、今使っている給湯器の号数を確認しましょう。号数によってお湯を出す能力が異なり、数字が大きいほど効率よく使用できます。号数の選び方としては、家族構成を基準に考えるとよいでしょう。

 

号数 出湯量 家族構成
16号 16リットル

1度に1箇所のみ使える

単身世帯
20号 20リットル

シャワーと給湯を同時に行える

2人世帯
24号 24リットル

複数箇所を同時に使える

4人世帯

 

使用中の湯量に不満がある場合は、交換のタイミングで号数を上げるのがおすすめです。反対に家族の人数が減って使う頻度が減った場合は、号数を下げると節約になります。

 

機能

給湯器には、さまざまな機能が搭載されています。ライフスタイルに合わせて機能を選べば無駄が省けたり快適性が高まったりするので、交換のタイミングで見直してみるとよいでしょう。オートタイプの機能としては、湯はりや追い焚き、足し湯などです。フルオートタイプになれば、配管洗浄も含む機能が自動で行われます。省エネ性に優れているものもあるので、業者と相談しながら選んでみましょう。

 

メーカー

どこのメーカーの給湯器を選ぶかも、頭を悩ませる内容の一つです。メーカーによって初期費用やランニングコスト、保証内容、デザインなどが異なるので、どれにしようか選びきれないでしょう。圧倒的なシェアを誇るのは、ノーリツとリンナイです。それぞれの特徴をチェックし、ライフスタイルに合うのはどちらなのか比較してみましょう。

 

タイプ

給湯器には、一般的な給湯器と環境性能・省エネ性能に優れた給湯器があります。どちらも使い勝手のよい給湯器ですが、高性能な給湯器に交換したい場合は、後者がおすすめです。エコキュートやエコジョーズと呼ばれる給湯器は初期費用が高くなるものの、光熱費が安くなったり非常時にタンク内のお湯が使えたりします。万が一に備えてエコキュートにする人も一定数いるため、選択肢の一つに入れてみてもよいでしょう。

 

設置場所

給湯器を選ぶ際は、設置場所にも配慮しなければなりません。設置場所に適した給湯器を選ばないと、機能しなかったり近隣に迷惑をかけたりするおそれがあります。業者に相談する際は、現状設置されている場所を伝えれば適切な給湯器を提案してくれます。移設する予定がない限りは、現状と同じ設置方法の給湯器を選ぶのが無難です。

 

給湯器の交換を依頼する業者の選び方

給湯器を交換する際は、信頼できる業者に依頼しましょう。安心して任せられる業者であれば、交換後に不具合が起きるリスクを減らせます。

ここでは、信頼できる業者であるか見分けるためのチェックリストを紹介します。5つの項目を満たしている業者であれば、信頼できるといえるでしょう。

 

価格は適正か

給湯器の交換を検討する際、費用を少しでも抑えたいと考える人も多いでしょう。しかし、安すぎる業者は品質や技術に問題がある可能性があることから、あまりおすすめできません。どの工事にも相場が設けられているので、適正価格で実施してくれる業者に依頼するのが安全です。まずは複数の業者から見積もりをとり、相場を把握するところから始めてみるとよいでしょう。

 

アフターフォローが充実しているか

交換後の不具合に備えて、アフターフォローが充実している業者を選ぶことも重要です。業者によってアフターフォローの期間や内容が異なるので、契約前にしっかり確認するようにしましょう。

工事品質が高い業者は腕に自信があることから、充実したアフターサービスを提供しています。これは施工品質が安定しているといえるでしょう。アフターフォローには無償と有償が設けられているケースがほとんどです。どのような内容であれば有償になるのかも確認しておくと今後役立ちます。

 

施工までやってくれる業者か

費用を少しでも抑えたい場合は、自社施工の業者に依頼するのがおすすめです。打ち合わせから施工まで一貫して行う業者に依頼すると、仲介手数料分安くなることがあります。実際に多くのハウスメーカーやホームセンターは、下請けに施工を依頼しています。施工はプロに依頼するという判断は適切ではあるものの、関わる業者が増えるとそれぞれに報酬を支払わなければなりません。費用を抑えるなら、自社施工の業者を選ぶとよいでしょう。

 

対応スピードは速いか

お問い合わせから対応までのスピードの速さも、業者選びを左右するポイントです。とくに給湯器の不具合は緊急性が高く、壊れてしまった場合はお湯が使えなくなります。給湯器を交換するまでには、お問合せから打ち合わせ、商品発注、工事日程の調整など段階を踏むことになります。

依頼したその日に交換できる場合もありますが、在庫がない場合は数日待つことも少なくありません。なるべく早く現状を改善するためにも、幅広い種類の給湯器を在庫として持っていたり納品が早かったりする業者を選ぶと安心です。

 

実績はあるか

給湯器の交換を業者に依頼するときは、事前に実績を確認しましょう。施工実績が豊富だったり関連資格を持っていたりする業者は優良といえます。施工実績はホームページに掲載されているので、相談する前に確認してみるとよいでしょう。同じような不具合を修理しているか、容量の大きい給湯器も交換しているかなど、似たような状況の実績があると依頼するかどうかの判断がしやすくなります。

 

設置から10年経っている場合は給湯器を交換しよう

給湯器を交換すると給湯能力が戻り、安定した温度でスムーズにお湯が出るようになります。給湯器は消耗品のため、年数が経ったら交換が必要です。いつもとは異なる症状が出たときは、早めの交換を検討しましょう。

 

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