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現場写真の撮り方
①給湯器全体

給湯器から1~2m離れて撮影してください。正面でなく横やナナメからでOKです。
②給湯器の型式品番拡大

現在設置されている給湯器のメーカーと品番を、正確に把握させていただきます。
③給湯器下部の配管

カバーが付いている場合は正面のツマミを左回しで外してください。
④給湯器付近の工事作業スペース

給湯器の設置されている場所と高さを拝見します。全体を撮影お願いします。
給湯器に111(11)と表示された際の対処法を解説!

家庭で使用している給湯器で、「111(11)」のエラーコードが表示されたことはありますか?
今回は、給湯器のエラーコードの中でも「111(11)」が表示された時の対処法や、修理を依頼する業者についてまとめましたので、エラーコードが出た時の参考になさってください。
Table of Contents
Toggle給湯器のエラーコード111とは
そもそも「111(11)」エラーコードはどういった時に表示されるものなのでしょうか。
この表示は、何らかの原因で給湯器に点火不良が起きていることを示しています。
数あるエラーコードの中でも発生しやすいエラーですが、原因によって対処法が異なるため注意が必要です。
エラーコードはメーカーによって違う?
「111(11)」エラーコードは、1995年以降に国内メーカー間で統一されたコードで、ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパスなどの給湯器のすべてが点火不良の際に表示されます。
1995年以前に製造された給湯器や、エコキュートはエラーコードが統一されていないため、メーカーによってエラーの出方が異なるので各メーカーのホームページや取扱説明書を確認してください。
給湯器にエラーコード111が表示される理由
給湯器に「111(11)」エラーコードが表示される理由は、以下の6点です。
【表示される理由6点】
- ガス点火部品が故障している
- ガスの供給が遮断されている
- LPガスが不足している
- 給排気部が故障している
- 天候によって点火不良となっている
- 配管が凍結している
ガス点火部品が故障している
給湯器内のガスの供給や点火に関わる部品が故障している場合も「111(11)」エラーコードが出ることがあります。
具体的には、ガス供給に関わるのは「ガス電磁弁」や「ガス比例弁」、点火に関わるのは「イグナイター」や「フレームロッド」とよばれる部品になります。
点火部品の寿命は使用頻度や状況によって異なりますが、8~10年程度といわれていて、10年以上使用すると修理しても何度も故障が再発するので、交換を検討しましょう。
ガスの供給が遮断されている
給湯器本体の故障ではない場合は、ガスの供給が遮断されている可能性があります。
まず、ガス料金の未払いがないか確認して下さい。
もし料金が未払いになっている場合は、支払いを済ませた後に供給が再開されます。
料金の未払い等の覚えがない場合は、簡単なガスの開栓作業は自分で行えるものもあるので以下の方法を試してみてください。
【方法】
- ガスの開栓を行う
ガスメーターについている弁を操作することでガスの開栓ができます。
引越しや長期で家をあけた際に栓を閉めたままだったり、いたずらで栓を閉められてしまったりするケースがあるので、「111(11)」エラーコードが出た時には、開栓して使えるようになるか確認しましょう。
- 安全装置を解除する
安全装置は、震度5以上の地震や強風、大雨、ガス漏れ、長時間の連続使用などがあった際、火災を防ぐためにガスを自動遮断するものです。
安全装置が作動している時は、ガスメーターのランプが赤く点滅しているので、以下の復帰作業を行ってください。
【復帰作業】
- ガス機器を全てオフにする
- ガスメーターの表示ランプが点滅しているか確認する
- ガスメーターの復帰ボタンを押す
- 表示ランプと文字が点滅したら待機する
- 表示が消えたら復旧作業が完了
ガスを自力で復帰する際、ガス臭がする場合や、雨で濡れている場合は作業を行わないでください。
特に雨で濡れている場合は、感電の危険性があるため、注意が必要です。
LPガスが不足している
家で使用しているガスがプロパンやブタンなどのLPガスの場合は、ボンベが空になってしまうことでガスが供給できていない可能性があります。
LPガスは、2本か4本セットで提供されており、ボンベが空になれば自動的に次のボンベに切り替わるようになっています。
また定期的にガス業者がボンベの交換を行っているため、ガス不足はあまり起こらないケースです。
「111(11)」エラーコードの原因が他に思い当たらない場合は、ガス会社に問い合わせしてください。
ガスボンベは取扱いを間違えると爆発や引火の可能性があって危険なため自分で確認を
するのはやめましょう。
給排気部が故障している
給湯器は、お湯を沸かす際に熱を発するため、その熱を排出する給排気部と呼ばれる排気口がついています。
この給排気部が故障すると、熱がこもってしまい、給湯器の故障や火災に繋がるおそれがあります。
そのため、給排気部が正常に機能しない場合は、点火が行われないような機能が搭載されている給湯器もあります。
給排気部の故障以外にも、近くに物を置く、近くに植えている植物が成長して給排気部を塞いでしまっていると安全機能が作動して点火しない可能性もあります。
給湯器の故障なのか、給排気部の故障なのかは素人が判断することは難しいので、専門業者に依頼して点検してもらうのが安心です。
天候によって点火不良となっている
給湯器は基本的にどんな天候であっても使用できるようになっていますが、大雨や強風、台風などの影響により給湯器内部に雨水が侵入すると着火部が水に濡れてしまい点火が出来ず、エラーが出てしまうことがあります。
もし「111(11)」エラーコードが出ている時に悪天候の場合は、時間を置いて使用してみましょう。
天候による点火不良の場合は、追い焚き機能は使用できる可能性があるので試してみるのもよいかもしれません。
天候が回復した後も、給湯器周辺に落ち葉などのゴミがあると給排気部に詰まってしまう可能性もあるため、使用する前に給湯器周辺の環境を確認しましょう。
配管が凍結している
冬季になると、給水配管が凍結してしまう地域もありますよね。
お湯が通る給湯配管は、凍結予防ヒーターが取り付けられていることも多いですが、それでも配管が凍結することもあります。
水道管の凍結は、-4℃を下回ることで起こることが多いですが、水を使用する頻度が低くなり、給水配管の位置によって-4℃より高い温度でも凍結することがあります。
深夜や早朝に「111(11)」エラーコードが表示される場合は、配管が凍結している可能性もあるので時間をあけて使用できるか試してみましょう。
自然解凍が待てず、給水栓が回らない状態の場合は、給水栓の周りにタオルを巻いて30~40℃のぬるま湯をタオルにゆっくりとかけて解凍してみてください。
その際は、タオルを外した後に乾いた布などで完全に水分を拭き取るようにしてください。
そのまま放置した場合は、配管を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
給湯器にエラーコード111が表示された際の対処法
給湯器に「111(11)」エラーコードが表示された場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。
以下の4点でまとめました。
【対処4点】
- 給湯器をリセットする
- ガスが供給されていることを確認する
- 天候が回復するのを待つ
- 排気口のごみや障害物を除去する
給湯器をリセットする
故障などではなく、給湯器の一時的なエラーの場合は、給湯器をリセットすることで使用できるようになることがあります。
屋内に設置されている給湯器のリモコンからリセットの操作が可能です。
以下の手順でリセット作業を行ってください。
【リセット作業手順】
- 給湯器を使用する機器の運転を停止する
- 給湯器リモコンで電源を落とす
- 給湯器リモコンで電源を入れる
- エラーコードが出るか表示を確認する
もし給湯器のリモコンを使用したリセット作業をしても改善いない場合は、以下の手順で給湯器本体でのリセット作業を行ってください。
【給湯器本体リセット作業手順】
- 給湯器を使用する機器の運転を停止する
- 給湯器リモコンで電源を落とす
- 給湯器の電源プラグを抜く
- そのまま10秒程度待つ
- 給湯器の電源プラグを差し込む
- エラーコードが出るか表示を確認する
給湯器を使用する機器を運転したまま試すと、使用している機器の故障の可能性もあるため、必ず給湯器にかかる機器は全て運転をやめた状態で試してください。
また、ガスのにおいがしたり雨が降っている時は、引火や感電の危険があるため絶対に作業を行わないで下さい。
ガスが供給されていることを確認する
都市ガスを使用している家庭は、ガスの供給が止まっている場合はガスメーターから復帰作業を行うことが可能です。
普段ガスメーターに触る機会がある方は少ないかと思いますが、ガスメーターに復帰手順が書かれたカードが付けられているのでそれを参考にしながら復帰作業を行ってください。
ガスメーターのランプが点滅している場合は、復帰作業を行うことで正常に使用できるようになります。
ガスメーターから復帰作業を行う際は、必ず、家中のガス機器の使用をやめた上でガス栓を閉めるようにしてください。
天候が回復するのを待つ
大雨や台風、雷など悪天候の場合や、配管が凍結している可能性がある場合は、状況が回復するのを待ちましょう。
湿度が上がっていることが点火の妨げになっている可能性もあるため、天候が回復して半日ほど放置してから試してみるのをおすすめします。
もし時間を空けて試してみても症状が改善しない場合は、別の原因も考えられるため、業者に点検を依頼してください。
排気口のごみや障害物を除去する
給排気部の周辺に物がある場合、安全装置が作動し、点火が出来ないタイプの給湯器もあります。
意図的にものを置いていなくても風や雨などによって給排気部にゴミがたまっていることもあるため、
定期的に掃除するようにしましょう。
給湯器のエラーが解消しない場合は業者に依頼する
上記で解説したような自力で対処できるものを試しても症状が改善しない場合や原因が自分でみつけられない場合は、業者に点検を依頼しましょう。
自己判断で給湯器本体を開けることで別のトラブルや故障が起きる可能性もあるので、無理をしないことが大切です。
給湯器の111と表示されて際に修理を依頼できる業者は?
「111(11)」エラーコードが出た際はどのような業者に点検や修理を依頼すればよいのでしょうか。
突然の不具合にも対応できるように日ごろから問い合わせる業者の候補を挙げておくと安心かもしれません。
今回は、給湯器の修理で代表的な以下の3つの業者について解説します。
【で代表的な3つの業者】
- 給湯器専門業者
- 給湯器メーカー
- ガス会社
給湯器専門業者
給湯器専門業者は、他の業者に比べて会社数が多いため、その中でも信頼できる会社を見つけることが大切です。
おすすめの給湯器専門業者は以下のような特徴のある会社です。
【おすすめ給湯器専門業者】
- 24時間365日無休で対応してくれる
- 豊富な施工実績がある
- 交換対応している給湯器の種類
- 他社と比較して安すぎず、高すぎない見積もり
- アフターサービスが充実しているか
会社のHPだけでなく、実際に修理や交換を依頼した利用者の口コミをSNSで探してみるのもおすすめです。
給湯器の修理や点検の場合は、7,000円~20,000円程度の見積もりを提示されることが多いです。
この相場から大きく外れている場合は、注意が必要です。
給湯器メーカー
給湯器メーカーでも修理、交換の対応を行っているので、いま使用している給湯器のメーカーの問い合わせ窓口に相談してみるのもおすすめです。
給湯器の保証期間内での故障の場合は、無料で点検してくれることと、専用部品をスピーディーに確保できるとことが強みです。
ただ、給湯器メーカーに依頼する場合は、問い合わせ窓口の休みの日があること、実際に修理や交換にくる業者は、給湯器メーカーから委託された専門業者なため、当日までどのような人が来るか分からないことと、部品や給湯器本体の値引き等もしていない場合が多いので、給湯器専門業者に比べると高額な費用がかかります。
ガス会社
お住まいで使用しているガスの会社でも修理や交換を行っています。
他の業者に比べてガス会社は馴染みがあり、問い合わせすることのハードルが低く、安心して任せられる点が強みです。
ただ、給湯器の交換となる場合は、専門業者ではないため取り扱っている給湯器の種類が少なく、本体代の値引き等もないので、工事費用が高額になる可能性があります。
まとめ
「111(11)」エラーコードは、自力で解消できるものから業者に頼まなければならない故障まで色々な故障や不具合が考えられます。
まずは一通り自力で出来る対処法を試してみて、解消されない場合は、早めに業者へ問い合わせましょう。
本記事が「111(11)」エラーコードが表示された際の対応の参考になれば幸いです。
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