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現場写真の撮り方
①給湯器全体

給湯器から1~2m離れて撮影してください。正面でなく横やナナメからでOKです。
②給湯器の型式品番拡大

現在設置されている給湯器のメーカーと品番を、正確に把握させていただきます。
③給湯器下部の配管

カバーが付いている場合は正面のツマミを左回しで外してください。
④給湯器付近の工事作業スペース

給湯器の設置されている場所と高さを拝見します。全体を撮影お願いします。
給湯機に888(88)エラーが表示された際の解除方法とは

毎日使う給湯機ですが、エラーメッセージをみたことがある方はどれくらいいるでしょうか。
今回は、給湯機のエラーメッセージのなかでも「888(88)」の表示された時の解除方法や、その後の対応、注意点についてまとめましたので、もしもの時のために参考になさってください。
Table of Contents
Toggle給湯器に888と表示されるのはなぜ?
そもそも「888(88)」と表示されるのはなぜなのでしょうか。
この表示は、2008年以降にリンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス社で製造された給湯器において、10年相当の使用経過後にリモコンに「888(88)」とエラーコードが表示され、点検の時期をお知らせするものです。
一般的な使用の場合は、使用から10年程度ですが、業務用製品は3年程度でこのエラーコードが表示されます。
周辺環境や使用頻度によっても時期は前後しますが、給湯器の寿命が近づいているサインであることは間違いないので、なるべく早く点検または交換の手配をしましょう。
給湯器の888エラーを放置するとどうなる?
888(88)のコードは、故障した際のエラーメッセージではなく、あくまで点検のお知らせのため、エラーが表示されたままでも給湯器を使用し続けることが可能です。
ですが、すでに寿命がきている可能性のある給湯器を使用し続けると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や、異常発火、爆発着火の可能性や、ガス漏れによる火災が発生することもあります。
なので、エラーメッセージがでたら長期間放置せず、早めに点検または交換の手配をしましょう。
給湯器の888エラーを解除する方法
給湯器のエラーを解除するためには、点検や給湯器の交換が必要です。エラーを解除するために以下の3つの方法で対応してください。
【3つの方法】
- 各社の有償点検を受ける
- メーカーのお客様センターに電話する
- 給湯器を交換する
各社の有償点検を受ける
888(88)エラーメッセージが出た際は、「あんしん点検」を受ける必要があります。
「あんしん点検」とは、法令に準じて経年劣化に起因する製品事故を防止するために点検を行うことを推奨する点検制度で、消費生活用製品安全法(消安法)に準じて長期の使用に伴い生じる経年劣化による製品事故を未然に防止するために、消費者からの申し出により点検を行います。
ただ、点検は製品の安全を確認することが目的のため、点検後に製品の使用年数がのび、性能が保証されるものではありません。
点検にかかる費用は、給湯器の種類やメーカーによっても異なるため、点検の問い合わせの際に確認しましょう。
点検の申し込みは、電話や郵送の他にメールや公式サイトの申し込みフォームから申し込むことが可能です。
メーカーのお客様センターに電話する
使用している給湯器メーカーのお客様センターに問い合わせすると、リモコンに表示されている「888(88)」のエラーメッセージを消す方法を案内してくれます。
ですが、また1年後に同じエラー表示が出るので、なるべく早く点検または交換をしてください。
各メーカーの一般的な解除の方法は以下の通りです。
この方法で解除できない場合は、お客様センターに問い合わせてください。
リンナイ製品:運転スイッチを5秒以内に5回押すことで解除することができるノーリツ製品:リモコンに「888」の表示がされている間に5秒以内に運転スイッチを5回ON/OFFする。
「888」の表示が消えたら解除ができているパロマ製品:運転スイッチを入れて給湯温度を最低温度にする。
そして給湯温度の設定ボタンの▲▼を同時に押すことで解除ができているパーパス製品:「888」が点滅している状態で設定ボタンを押す。給湯温度の下矢印を押しながら、電源ボタンを2秒以上推すことで解除される
給湯器を交換する
「888(88)」のエラーメッセージは、給湯器の寿命が近づいているサインなので、突然壊れてしまう前に給湯器の交換を検討しましょう。
給湯器は、使用頻度や周辺環境、使い方によって寿命が異なりますが、一般的に10年以上使用した給湯器は故障率も高くなるため、修理ではなく交換したほうがトータルでのコストを安く抑えることができます。
また、交換を検討している給湯器が、特注色仕様や寒冷地仕様、耐塩害仕様のものの場合は、納期に日数がかかることが多いため注意が必要です。
給湯器に888エラーが表示された際の点検費用の相場
給湯器に「888(88)」エラーメッセージが表示された場合、点検費用はどの程度かかるのでしょうか。
まず「あんしん点検」とは以下の内容を点検します。
【点検内容】
- 設置状況の確認
- 動作確認
- 埃つまり確認
- 接続部の漏れ確認
- 外観変色の確認
- 性能点検
これらの点検にかかる費用はおよそ11,000円程度、点検地が遠方の場合は、別途出張費がかかる可能性があります。
また、点検の際に不具合があり修理する場合は、別途部品交換費用もかかります。
給湯器の交換を依頼できる業者
給湯器を交換する場合は、交換を依頼する業者を慎重に検討する必要があります。
業者によって本体代が安く済み、アフターフォローが充実している業者もあるため、ご自身の状況などに合わせて業者を選択しましょう。
給湯器の交換を依頼できる業者は以下の4つの業者があります。
【4つの業者】
- 給湯器専門業者
- 給湯器メーカー
- ガス会社
- 家電量販店
給湯器専門業者
給湯器専門業者は、給湯器の修理や交換を行っている業者です。
他の業者に比べて給湯器の在庫をたくさん持っている点と、24時間年中無休で対応してくれる会社が多いのが特徴です。
また、給湯器の本体代の値引きや、工事費、保証料金を含めても低価格で済む可能性が高いです。
ただ、会社の数が多く、作業実績やアフターサービスの内容に差があるのでしっかり下調べをして依頼する会社を決めることが大切です。
給湯器メーカー
国内のノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパスの4メーカーで依頼することが可能です。
他の業者に比べて自社の給湯器の性能などの知識が豊富なので、交換するメーカーが決まっている方は、その給湯器メーカーで相談してみるのもおすすめです。
一方で、本体代の割引率が低いため、他の業者に比べて交換費用が割高になるかもしれません。
ガス会社
給湯器の交換は、東京ガスや大阪ガスなどご自身が利用しているガス会社に依頼できる場合があります。
普段から利用している馴染みのある業者のため、問い合わせがしやすいかと思います。
ですが、他の業者に比べて競合他社がいないこともあり、本体代などの割引がないため他の業者に比べて料金が割高になっています。
また、給湯器の交換は専門の業者に委託するため、当日までどんな方が来るか分からないのも気になる点かもしれません。
家電量販店
家電量販店でも給湯器の交換を依頼することが可能です。
購入する前に実物を確認でき、いろいろなメーカーをフラットに見比べることができるので、メーカーや年式にこだわりがない人はおすすめです。
給湯器本体の知識が豊富な一方、施工は他の業者に委託することが多いため、当日はどんな業者がくることが分からないこと、提携しているガス会社の現地調査が必要になるため施工まで時間がかかることが気になる点です。
給湯器に888エラーが表示された際の注意点
給湯器に「888(88)」エラーメッセージが表示された際の注意点を以下の3点でまとめました。
【注意3点】
- 故障する可能性がある
- 賃貸住宅の場合は管理会社を通す
- 点検詐欺に気を付ける
注意点①故障する可能性がある
「888(88)」は点検のエラーメッセージなので、すぐに故障するわけではないですが、点検しないまま放置しておくと故障や事故に繋がるため注意が必要です。
エラーが表示されても点検を行わない場合は、以下の症状が出る可能性があります。
【点検を行わない場合の症状】
- 温度調節ができていない
- 追い焚きができない
- 給湯器から変な音がする
- 給湯器を使用した際にガス臭い
- リモコンにエラー表示がよくでるようになる
長期間放置することで重大な事故に繋がる可能性があるので注意しましょう。
注意点②賃貸住宅の場合は管理会社を通す
賃貸物件では、給湯器の所有者は管理会社または大家さんになっています。
そのため「888(88)」エラーメッセージが出た場合は、ご自身で手配せず、管理会社か大家さん報告しましょう。
点検や修理、交換にかかる費用は、管理会社や大家さんが負担することになるため報告後は指示に従うようにしましょう。
また、「888(88)」エラーメッセージは、経年による点検のサインであるため、入居中にこのエラーが出たとしても、修理費用や交換費用の請求を受けることはないため、安心して管理会社や大家さんに連絡してください。
注意点③点検詐欺に気を付ける
大きく分けて点検には、2種類の方法があります。
まず1つ目は、給湯器メーカーに直接依頼して行う「あんしん点検」。
「あんしん点検」は使用者から点検の依頼を受けて対応するため、メーカーや業者が勝手に訪問してくることはありません。
2つ目に法定点検があります。
これは「特定保守製品」とよばれるガス機器を購入した際に行われる点検のことです。
近年、この法定点検を装って「点検詐欺」呼ばれる事例が増えています。
ガス事故など使用者が不安に感じることを利用して、ガス点検や修理の不当請求などの事例も発生しているため注意が必要です。
まとめ
「888(88)」エラーメッセージは、点検を知らせるコードで、緊急性の高いエラーではありませんが、ほっておくと重大な事故に繋がることも考えられるため、すぐに対応が必要です。
点検をするだけではなく、使用している給湯器の寿命も考えて早めに給湯器の交換を検討しましょう。
不安な気持ちに漬け込んだ詐欺なども横行しているため、給湯器の点検や交換は、信頼できる業者を探して依頼することが大切です。
本記事が「888(88)」エラーメッセージが表示された際の対応の参考になれば幸いです。
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