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現場写真の撮り方
①給湯器全体
給湯器から1~2m離れて撮影してください。正面でなく横やナナメからでOKです。
②給湯器の型式品番拡大
現在設置されている給湯器のメーカーと品番を、正確に把握させていただきます。
③給湯器下部の配管
カバーが付いている場合は正面のツマミを左回しで外してください。
④給湯器付近の工事作業スペース
給湯器の設置されている場所と高さを拝見します。全体を撮影お願いします。
給湯器の平均寿命は?寿命を迎えた際の症状を紹介
給湯器を長年使用していると、いつ寿命を迎えるのか気になる人もいるでしょう。交換のサインを見逃すと、故障のリスクが高まったり火災のリスクが生じたりするかもしれません。安全に給湯器を使うには、適切なタイミングで交換することが大切です。
今回は、給湯器の平均寿命と寿命を迎えたらどのような症状が起きるのかについて解説します。新しい給湯器を選ぶときのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Table of Contents
Toggle給湯器の平均寿命は?
給湯器の平均寿命は10年前後です。種類ごとに寿命は異なるため、以下にそれぞれの目安をまとめました。
- ガス給湯器:約10年
- 電気温水器:約10~15年
- 石油給湯器:約8~10年
- ハイブリッド給湯機:約10年
寿命を過ぎると経年劣化が原因で、さまざまな不具合が起きやすくなります。給湯能力も下がり、安定した温度でお湯が出なかったりお湯が出るまでに時間がかかったりと、不都合が起きることも少なくありません。
少しでも長持ちさせるためには、プロによる点検とメンテナンスの実施が大切です。定期的に行えば初期の段階で不具合に気づけるので、早期修理ができます。
給湯器が寿命を迎えた際の症状
ここでは、給湯器が寿命を迎えた際に現れる症状について解説します。不具合が起きているサインを把握して、適切なタイミングで交換するようにしましょう。
水漏れが起きる
給湯器は寿命を迎えると内部部品が破損しやすくなり、結果水漏れが起きることがあります。水漏れが起きるとお湯の出が悪くなるのはもちろん、知らない間に水道料金が上がったり給湯器周辺が水浸しになったりするでしょう。主に寿命が原因で水漏れは起きますが、地震などの衝撃や凍結などで起こることもあります。
給湯器から異音がする
給湯器本体から異音が聞こえる場合も、寿命を迎えたサインの一つです。異音の原因は、フィルターの目詰まりや内部部品の摩擦などさまざまです。異音が徐々に大きくなったりガスのニオイがしたりすれば、悪化が進んでいる可能性があります。最悪の場合、発火するおそれもあるため、危険性を感じたら使用をやめましょう。
お湯の温度が安定しない
設定したお湯の温度と異なる温度で出る場合、正常に機能していない可能性があります。主な原因は、内部部品の劣化や破損です。放置しているといつまでもお湯の温度が安定しないため、ストレスにつながるおそれがあります。
熱効率が低下する
古くなった給湯器は、熱効率が低下することも珍しくありません。お湯を作る機能が麻痺するため、正常時よりも多くのエネルギーを消費して稼働します。これでは給湯器に大きな負担がかかり、劣化を促進させてしまうでしょう。いつも通り使っているものの電気代が急に高くなった場合は、熱効率が低下している可能性があるので注意してください。
給湯器の交換か修理かで迷ったら?
給湯器の不具合が見つかったとき、交換か修理か迷うことがあるでしょう。ここでは、交換がおすすめのケースと修理がおすすめのケースを解説します。どちらの状況に該当するか、ぜひチェックしてみてください。
交換するケース
以下のケースに該当する場合は、給湯器の交換を検討しましょう。
- 8〜10年使用している
- お湯の温度が安定しない
- いつもとは異なる音が聞こえる
- 家中のお湯が出ない
家庭用給湯器の平均寿命は10年前後です。寿命を過ぎると修理をしても不具合が起きやすくなるため、交換をおすすめします。多くのメーカーは新しい製品を発売すると古いモデルは廃盤になります。そのため修理の時期によっては部品が手に入らないことも少なくありません。
またお湯の温度が安定しなかったり給湯器から異音が聞こえたりと、いつもとは異なる症状が現れたら交換のタイミングです。壊れてしまうと交換するまでお湯が出なくなってしまうので、違和感を覚えたら早めに交換の手配をしましょう。
修理が必要なケース
以下のケースに該当する場合は、修理でも改善するかもしれません。
- 設置してから3年未満
- 賃貸物件に住んでいる
給湯器を設置してから3年未満の場合は、メーカーの保証サービスを受けられる場合があります。3年未満に修理が必要になるのは、製品不良の可能性があるからです。このような場合は、無料で修理を受けられるでしょう。ただし保証期間や内容はメーカーによって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
また賃貸物件に住んでいる人は、管理会社や大家さんに相談してください。故意による故障ではない場合、無料での修理を受けられる可能性があります。あくまでも借りている側なので、許可なく修理をするのはマナー違反です。まずは相談し、指示を受けましょう。
給湯器を修理する場合の費用相場
給湯器の修理にかかる費用相場は、約5万円です。劣化具合や破損している部分などで費用は変動します。複数箇所修理するとなれば、5万円を超えることもあるでしょう。経年劣化による不具合であれば、1箇所修理しても別の箇所が不具合を起こす可能性があります。修理を繰り返すと費用がかさむのはもちろん、給湯器にも負担がかかるので、交換のほうがよいケースもあります。
給湯器を交換する場合は、工事費・本体代で5.5〜23万円が相場です。給湯器の種類や大きさなどで費用は変動します。とくに灯油タイプやエコキュートなどは費用が高くなる傾向になるため、予算に余裕を持たせておくと安心です。
新たな給湯器を選ぶ際のポイント
交換に伴い新しい給湯器を選ぶときは、ライフスタイルに合わせて製品を決めましょう。既存と同じものであれば悩む必要はありませんが、新しいものに買い換えるとなると検討すべきポイントが3つあります。
ここで、給湯器を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。
ポイント①家族構成から考える
給湯器を効率的に使用するためには、家族の人数に合ったサイズを選ぶことが大切です。給湯器のサイズは「号数」で表され、大きく3つのサイズがあります。号数によって出湯量が異なるので、家族構成に適するのはどれか見直してみましょう。
号数 | 出湯量 | 家族構成 |
16号 | 16リットル | 単身世帯 |
20号 | 20リットル | 2人家族 |
24号 | 24リットル | 4人家族 |
家族の人数が多い場合は、大きい号数を選ぶのがおすすめです。家族が多いと複数箇所で同時にお湯を使うことが日常的でしょう。それぞれ十分な湯量で使うには、号数の大きい給湯器に変えるのが適切です。
子どもが家を出て家族の人数が減る場合は、号数を小さくすると節水・節電になります。交換のタイミングで、号数を見直してみましょう。
ポイント②給湯器のタイプから選ぶ
給湯器には、大きく「オートタイプ」と「フルオートタイプ」があります。
- オートタイプ:自動でお湯はり・追い焚き・保温を行う
- フルオートタイプ:自動でお湯はり・追い焚き・保温・たし湯・配管洗浄を行う
オートタイプでも十分使い勝手はよいですが、フルオートタイプには自動で配管洗浄を行う機能まで搭載されています。配管洗浄はなかなか行わない部分のため、自動で行ってくれるのは便利な機能です。給湯器のタイプにも目を向けて、使いやすい製品を選びましょう。
ポイント③高効率給湯器への交換も視野に入れる
交換のタイミングで、高効率給湯器を検討するのもよいでしょう。高効率給湯器とは、エコキュートやエコジョーズと呼ばれる省エネ性の高い給湯器を指します。近年家庭での省エネ対策の普及が進んでおり、給湯器も有効な対策方法の一つです。
わずかな電力で効率よくお湯を沸かせるので、電気の使用量を抑えることができます。結果月々の電気代が安くなり、家計にとってもメリットに働くのです。ランニングコストも視野に入れて給湯器を選ぶなら、高効率給湯器を選択肢に入れてみましょう。
古い給湯器を放置することのリスク
寿命を過ぎた古い給湯器を使い続けると、重大な事故につながるおそれがあるので危険です。具体的には、以下のような現象が起こりえます。
- 火災
- やけど
- 給湯器の爆発
- 一酸化炭素中毒
実際に製品評価技術基盤技術機構(NITE)の調べによると、ふろ釜や給湯機器が発火するなどの事件が2012年から2016年までの5年間に435件ありました。これらはすべて10年以上使用した製品で起こっています。給湯器の破損にとどまらず、建物の燃焼や健康被害にまで発展するため、放置は決してしてはいけません。
給湯器の寿命が近づいたら交換を検討しよう
給湯器の平均寿命は10年前後です。使用頻度や環境によって寿命が縮まることもあるので、いつもとは異なる症状が現れたら劣化が進んでいると疑いましょう。そのまま使い続けると発火して火災や爆発する危険性もあります。適切なタイミングで交換し、安全に使い続けましょう。
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