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給湯器のエラーコードと対処法を一覧で紹介

給湯器の使用時に、何らかの異常が起きることがあります。

その場合は、リモコンパネルにエラーコードが表示されます。エラーコードは、エラーの内容がコード別に割り当てられており、コード内容を確認することで原因の特定と対処法が分かります。

中には、自分ですぐに復旧できるものもあれば、給湯器本体の故障である場合とさまざまあるので、まずは何のエラーか把握することが大切です。

 

この記事では、給湯器のエラーコードと具体的な対処法を紹介します。

給湯器にエラーが出たけれどどうすればよいか分からない方や、すぐにでもエラーコードの内容を知りたい方はぜひお読みください。

給湯器のエラーコードとは

給湯器は、私たちの生活に欠かせないものです。

特に、毎日行う入浴は、給湯器が正常に動かないとお湯が沸かせないため、トラブルが起こると不安になるでしょう。

 

そんな給湯器の使用時に不具合が生じた時に、異常事態であることを教えてくれるのが「エラーコード」です。
給湯器のエラーコードは、給湯器に何らかの異常が起こったときに数字のコードがリモコンパネルに表示されます。

おふろの給湯器は3ケタ、給湯専用器は2ケタの数字で表示され、数字を見ることでエラーの原因や対処法が分かります。

 

中には至急の修理や交換が必要な内容もあるため、エラー表示が出た場合はきちんと確認し、対応しなければなりません。
エラーコードについて、以下ではより詳しく解説します。

主要メーカーのあいだで統一されている

給湯器のエラーコードは、以下の複数ある国内主要給湯器メーカーのあいだで統一されています。

 

【国内主要給湯器メーカー】

  • リンナイ
  • パーパス
  • ノーリツ
  • パロマ

そのため、使用する給湯器のメーカーを変えたとしても、主要メーカーのものであればエラーコードが同じであるため、検索しやすい点がメリットにあります。

エラーコードはそれぞれの数字に意味があり、覚えることでエラーコードにどんな意味があるのかを読み解けるようになります。

よく出るコードは覚えておくことで、調べる手間が省けるでしょう。

公式ホームページから確認できる

給湯器のエラーコードは、取扱説明書以外に公式ホームページから確認できます。
取扱説明書には給湯器の使用方法からエラーコードまで幅広く情報が網羅されています。

 

しかし、給湯器のリモコンパネルにエラーコードが表示された際には、近くに取扱説明書がない場合がほとんどでしょう。

今では、取扱説明書はweb上でPDFデータとして載っていることも多く、パソコンやスマートフォンで簡単にエラーコードの検索ができるのでご安心ください。

短時間ですぐに原因が特定できるでしょう。

エラーコードが出ていても故障とは限らない

給湯器のエラーコードが表示されたとしても、必ずしも給湯器側の故障であるとは限りません。

給湯器を使用する際に必要なガスの供給の方面で問題があったり、台風や真冬の凍結といった天候の問題で一時的に不具合が生じていたりと、さまざまなケースが考えられるためです。
そのほかにも、一定期間を経過した給湯器には、定期点検を促すコードが表示されるようになっています。

給湯器の定期的なメンテナンスをメーカーからするのが難しいため、このようにエラーコードの一つとなって給湯器の使用者に教えてくれます。

 

このサインは、給湯器が故障せずに安全に使用し続けるための必要なサインです。

そのため、エラーコードが出たとしてもすぐに故障と考えず、まずはエラーコードを確認し、原因を確認しましょう。

給湯器のエラーコードの一覧

ここでは、給湯器に表示されるエラーコードの一覧をご紹介します。

実際に表示されるエラーコードとともに、それぞれの対処法も併せて記載してありますので、今後エラーコードが出た場合にぜひ参考にしてください。

 

【エラーコード】

  • 【012】長時間の追い焚き
  • 【032】排水栓の閉め忘れ
  • 【111】【11】点火不良
  • 【121】点火不良(緊急停止)
  • 【140】【14】異常加熱
  • 【290】中和器の故障
  • 【632】【E632】お湯の循環不良
  • 【710】回路や基盤の異常
  • 【760】リモコンの通信異常
  • 【888】【88】標準使用期間の経過

【012】長時間の追い焚き

エラーコード「012」は浴槽で長時間の追い焚きをしたことが原因で起こるエラー表示です。

通常の追い焚きは設定温度に達したら停止するようになっています。

 

しかし、何らかの設定により1時間以上の追い焚きをすると、お湯が非常に高温になるため、給湯器の故障や事故を防ぐためにガスの供給が一時的に停止します。
この表示が出たら、まずは電源をリセットすることで様子を見ましょう。

一旦給湯器の電源を消し、再度入れることでエラーが解除できるかを確かめます。

 

電源をリセットしても動かない場合には、給湯器が故障してしまっている可能性が高いため、専門業者に依頼するようにしましょう。
給湯器を復旧できた場合にも注意が必要で、浴槽とお湯が高熱になってしまっていることから、火傷などの恐れがあり危険なので、しばらく浴槽には近づかないようにしましょう。

 

しばらく時間をおき、浴槽やお湯が高温でなくなったのを十分に確認してから入浴しましょう。

 

原因 対処法
長時間(1時間以上)の追い焚きをした 給湯器の電源をリセットする。変わらなければ専門業者に連絡する

【032】排水栓の閉め忘れ

エラーコード「032」が出る原因は、追い焚きをした際に浴槽の排水栓を閉め忘れている状態であることが原因です。

当然ですが追い焚きはお湯が溜まっていないとできません。

 

そのため、排水栓が閉まっていない状態で追い焚きされた場合には、空焚きによる火事や事故を防ぐためにすぐに追い焚きは停止され、エラーコードが現れます。
これはエラーコードのリセット後、排水栓を閉めて浴槽にお湯を張るか、水を溜めて追い焚きをすれば問題なく作動するでしょう。

電源のリセット後、排水栓を閉めてもエラーコードが消えない場合には、給湯器の故障である可能性が高いといえるので、専門業者に相談してください。

 

原因 対処法
浴槽の排水栓を閉め忘れた状態での追い焚き(空焚き)をした 給湯器の電源をリセットし、浴槽の排水栓を閉めて浴槽にお湯を張るか、水を溜めて追い焚きする

【111】【11】点火不良

エラーコード「111」もしくは「11」は、給湯器の点火不良の際に出るエラー表示です。
「点火不良」とは、給湯器の電源が入っているのにお湯が出ない状態をいいます。

給湯器内部で点火ができていない状態時には、このエラー表示が出ます。

 

このエラーが起こってしまうとお風呂が沸かせなくなってしまうため、ほかのコードよりもより深刻で、なるべく早急の復旧対応が必要です。

給湯器のお湯が出なくなる点火不良の原因は以下の4つが考えられます。

 

【点火不良の原因4つ】

  • 給排気の不具合が起きている
  • 強風や豪雨時に使用した
  • 給湯器が凍結している
  • ガス漏れ・ガスの長時間使用

それぞれの原因に対する対処法は、以下の通りです。

 

原因 対処法
給排気の不具合が起きている 給湯器周りを掃除する
強風や豪雨時に使用した 雨がやむまで待って使用する
給湯器が凍結している 凍結中の場合は自然に解凍するのを待つ
ガス漏れ・ガスの長時間使用 ガスの元栓を空ける

 

それぞれの原因によって、給湯器の電源リセットと上記の対処法を試してみましょう。
原因別に対処した後にも給湯器のエラーコードが消えない場合には、給湯器の故障が考えられます。

 

このエラーが復旧できないと、お風呂を沸かすことが困難になり入浴できないため、なるべく早く専門業者に連絡しましょう。

【121】点火不良(緊急停止)

エラーコード「121」は点火不良、もしくは何らかの理由で緊急停止されたため給湯器からお湯が出ないときに多いエラー表示です。

点火が緊急停止される原因としては以下のような理由が考えられます。

 

【緊急停止される原因】

  • 強風や豪雨によるもの
  • 給排気の不具合が起きている
  • 給湯器が凍結している
  • ガスメーターが停止状態である

 

原因 対処法
強風や豪雨によるもの 雨がやむまで待って使用する
給排気の不具合が起きている 給湯器周りを掃除する
給湯器が凍結している 凍結中の場合は自然に解凍するのを待つ
ガスメーターが停止状態である ガスメーターの停止を解除する

 

このように給湯器の故障ではなく、環境や給湯器周辺の汚れなどが原因となって出るエラー表示です。

それぞれの原因をもとに、適切に対処しましょう。

【140】【14】異常加熱

エラーコード「140」は、給湯器本体やその内部が異常過熱している可能性が高い場合のエラー表示です。

 

このエラーコードが出たら速やかに給湯器の使用をやめましょう。
そのまま使用を続けると、やけどの恐れがあるだけでなく給湯器が発火し、火事につながることもあるためです。

大変危険なので十分に注意してください。
その後、被害が拡大する前に速やかに専門業者に連絡し、エラーコードと給湯器の状態を伝え、修理や交換の依頼をしましょう。

 

原因 対処法
給湯器本体や内部が異常過熱している可能性が高い すぐに使用を中止し、速やかに専門業者に修理や交換の依頼をする

【290】中和器の故障

エラーコード「290」は、エコキュートなどの内部についている部品である「中和器」という装置にゴミが詰まってしまっている場合に出るエラー表示です。

この中和器は、排水を中性にする、つまり「中和」する役割があります。

ドレン配管は、給湯器本体についている多くの配管のうちの1つであり、水がぽたぽたと垂れ出ている配管のことを指します。
中和器の内部にゴミが詰まっている場合には水が出なくなってしまい、故障の原因になります。

 

そのため、このエラーコードが出たらドレン配管の排気口にあるゴミを取り除いて再度電源を入れ直し、確認してみましょう。

 

なお、ドレン配管がどこにあるか分からない方がほとんどなのではないでしょうか。
ドレン配管の位置は、給湯器の取扱説明書やインターネットで確認できるので、エラーコードの確認の際に併せて確認しましょう。

 

原因 対処法
中和器の故障(つまりなどによる) 給湯器本体についているドレン配管のつまりを掃除する
給湯器が凍結している 凍結している場合は自然解凍を待つ

【632】【E632】お湯の循環不良

エラーコード「632」が表示される場合は、お湯の循環不良が起きている際に出るエラー表示です。
浴槽のお湯は、追い焚きをする際などに循環しています。

 

そのため、浴槽のお湯が出てくる部分である循環アダプターには汚れやごみが詰まりやすく、放っておくと故障の原因になります。

循環アダプターを定期的に掃除をすることで、このエラー表示は出にくくなるでしょう。

 

【循環アダプター掃除】

  • 配管が凍結している
  • お湯の量が足りない
  • 循環アダプターが詰まっている

 

原因 対処法
配管が凍結している 自然解凍するのを待つ
お湯の量が足りない 水を循環アダプターの上まで入れる
循環アダプター(浴槽のお湯が出てくる部分)が詰まっている アダプターを掃除し、ゴミなどの詰まりを解消する

【710】回路や基盤の異常

エラーコード「710」は主に燃焼制御回路や基盤の異常が生じた際に出るエラー表示です。
落雷や強風による自然の影響を受けることでも同様のエラーが表示されます。

このエラーコードが出ていると、場合によっては給湯器の運転時に黒い煙や、ガス漏れのにおいが発生することがあります。

その場合には、そのまま使用を続けると火災などの大きな事故につながってしまう危険性があるため、すぐに使用を中止して専門業者に連絡しましょう。

 

原因 対処法
燃焼制御回路や基盤に何らかの異常が生じた 給湯器をリセットする。

黒い煙や異臭がしたら、ただちに使用中止し、専門業者に連絡する

落雷や強風によるもの

【760】リモコンの通信異常

エラーコード「760」は、給湯器のリモコンの通信異常の際に出るエラー表示です。

リモコンの通信環境が滞ることにより、正常に情報を送れない状態です。

この状態ではリモコンのスイッチを入れても運転を開始できません。

原因としては以下のような状況が考えられますが、このケースだと主に本体の故障が原因となっていることが多いため、故障している部分の交換が必要です。

 

原因 対処法
配線が断線している 給湯器をリセットする(状態が改善しなければ故障している部分の交換が必要)

 

リレーが故障している
リモコン本体が故障している

【888】【88】標準使用期間の経過

エラーコード「888」や「88」は、給湯器の標準使用期間が経過したことを示しており、点検時期がきたことを知らせてくれるサインです。

給湯器を設置して一定期間が経過したら自動で表示されるようになっています。

この表示が出たら、一度メーカーや購入した際に指定された専門業者に連絡し、点検の依頼をしましょう。
点検のタイミングを放置しておくと、やがて故障に繋がってしまう恐れがあるため、注意しましょう。

きちんと点検をしてもらうことで給湯器を長く使用できます。

 

このエラーコードはしばらく出続けます。そのため、エラーコードを解除したい場合は、お客様センターに電話して聞いてみましょう。

そうすることによりエラーコードの表示解除はできますが、そこから1年経った頃に再度同じエラーコードが表示されるので、同様にメーカーの点検が必要になります。

給湯器をできるだけ長く安全に使用し続けるためにも、必ず

 

原因 対処法
給湯器の標準使用期間が経過した メーカーに連絡し、点検依頼をする(エラーコードの表示の消し方も聞くと良い)

 

もし5〜10年近く使用している給湯器であれば、定期的なメンテナンスを受けていても寿命が近いため、新しい給湯器への交換も視野に入れておくと慌てないで済むでしょう。

給湯器が故障する原因

給湯器が故障する原因は、悪天候時の使用や経年劣化、使用過多などさまざまあります。

以下ではそれぞれの原因について具体的に解説します。

経年劣化・過度の使用

給湯器の寿命は約8〜10年で、一般的に交換目安とされている10年に近づくにつれ、経年劣化が進むことにより故障リスクが高まります。
給湯器の寿命の場合には、修理をして一度は改善しても、しばらくした使用しているうちにまたどこかに不具合が生じてしまう可能性が高いでしょう。

このような場合は近いうちに給湯器本体を交換する必要が出てきます。

 

また、給湯器の過度な使用は、設置してから使用期間が短くても、部品への負担が大きくなり、給湯器内の部品の劣化を早めるので気をつけましょう。

給湯器が短期間で劣化してしまう具体例を挙げると、大人数で使用する場合などが該当します。

 

これらは故障しやすく、予定よりも早く寿命を迎える原因になるのでなるべく控えることが大切です。

事業所や店舗で使用する場合には、きちんと業務用を用意するなど、給湯器の性能を超えて使用せずに、使用方法を守りましょう。

 

【関連記事】

給湯器の寿命はどのくらい?交換する際の基準とは

天候の影響

給湯器の故障の原因には、天候も大きく影響します。

中でも冬場の気温が低い日などには、配管内に溜まっている水が凍結してしまうことで、給湯器が通常通りに使えなくなることがあるでしょう。

 

特に雪が降る地域などは夜間に氷点下になることが多いため、常に凍結には気を配る必要があります。
万が一給湯器の配管の水が凍結してしまった場合、氷が溶ければ使用を再開できますが、無理に使用しようとすると配管が破裂してしまい、修理が必要になります。

天候が悪い日は、給湯器の思いがけない故障を避けるためにも、無理な使用は控えるようにしましょう。凍結の対応方法を専門業者に問い合わせてみるのもよいでしょう。

給湯器の修理費用の相場

リモコンの液晶画面に故障のエラーコードが表示されたときは、プロの業者に依頼して、給湯器を修理しなければなりません。

ここからは安心・安全に修理をするためのポイントを解説します。

 

故障部分 修理費用相場
燃焼系全般 17,000円~33,000円
水制御装置 10,000円~35,000円
リモコン 16,000円~38,000円
電気系統全般 6,000円~46,000円
安全装置 7,500円~58,000円

 

給湯器がメーカーまたは販売店の保証期間内であれば、無償での修理が可能です。
まずは、依頼する前に給湯器本体の保証期間を過ぎていないか確認しましょう。
給湯器の修理費用は、給湯器の種類や修理内容、修理を依頼する専門業者などによって大きく変動します。

 

【関連記事】

給湯器の取り付け費用はどのくらい?給湯器の選び方も紹介

給湯器が故障したときの注意点

給湯器に何かしらのエラーコードが出てエラーコードをもとにした改善も効果なく、給湯器が故障したと感じられる場合には、いくつかの注意点に気を付けながら対応しましょう。

以下の方法を試してみましょう。

賃貸では管理会社に連絡する必要がある

アパートやマンションなどの賃貸にお住まいで給湯器が故障したときには、修理や交換を勝手に進めず、まずは管理会社または大家さんに連絡をしましょう。
賃貸の管理者に無断で業者に依頼をしてしまうと、貸主との間でトラブルに発展してしまう恐れがあります。

 

また、本来であれば貸主の負担になるはずの修理・交換費用が自己負担になってしまうこともあります。
これらのことから、給湯器を使用していて少しでも故障が疑われる場合は、速やかに管理会社に連絡をしましょう。

 

【関連記事】

マンションの給湯器交換の流れを解説!費用は誰が払う?

交換のほうが修理より安く済む場合がある

給湯器が故障した際は、修理ではなく本体ごと交換してしまうという選択肢もあります。
特に給湯器を長い期間使用している場合には、寿命が近づいていることから、修理をしてもまたすぐに故障してしまう場合も考えられます。

さらに、修理の内容によっては、修理費より新しい給湯器を購入した方が安い場合もあるでしょう。

 

【関連記事】

給湯器の交換にかかる工事期間の目安を解説!交換時期は?

 

また、古い方を無理して使用し続けるよりも、最新型の給湯器であれば性能が格段に上がっており、より使いやすく改良されているでしょう。

光熱費の節約にもつながります。
給湯器の交換にかかる費用は、単身用からファミリーサイズと幅広く、価格相場は5万円〜20万円程度です。

お住まいの生活環境に見合う適正サイズの給湯器の購入を検討しましょう。

給湯器交換のタマの取り扱う給湯器一覧

給湯器を長持ちさせるポイント

給湯器が故障してしまうと、修理や交換が必要になるため、なるべく故障せずに長持ちさせたいと考えるでしょう。

ここでは、給湯器の故障を防ぎ、長持ちさせるポイントを解説します。

給湯器の周りに物を置かない

給湯器を長持ちさせるために、給湯器の周りに物を置かないように気をつけましょう。
屋外に設置している給湯器の場合は、給湯器の排気口を塞いでしまうことにより、排気と排熱の逆流を引き起こし、不完全燃焼を起こす原因となる場合があります。
給湯器が不完全燃焼を起こしてしまうと、本体が故障し修理が必要になるので避けましょう。
また、排気口には雑草や虫の死骸が入り込みやすく、同様に排気口を詰まらせ不完全燃焼のリスクが生じます。

 

そのため、普段から定期的に給湯器の周りを小まめに点検し、ゴミを取り除くようにしましょう。

入浴剤には注意する

給湯器を長持ちさせるためには、入浴剤に注意しましょう。
入浴時には、いろんな香りの入浴剤を使用することが日課の方もいるでしょう。

 

しかし、入浴剤によっては、知らぬ間に浴槽の部品を痛めてしまっていたり、故障の原因を作ってしまったりすることもあります。
入浴剤の中には、給湯器の配管・熱交換器などを腐食させる塩分やイオウ成分が含まれているものがあります。

入浴剤を選ぶ際は、入浴剤によってお湯にあまり色がつくことのない、透明感のある種類のものを選ぶようにしましょう。

 

特に炭酸入浴剤・乳白色の入浴剤は、追い焚きすることで熱交換器を劣化させるリスクがあるため、追い焚きせずに入りましょう。
濁り湯タイプの入浴剤は、追い焚きをした際に配管に溜めてしまうことで、給湯器の効率を下げてしまいます。

最近では入浴剤のパッケージ裏などに詳細な注意書きが記載されていることが多いため、入浴剤を選ぶ際は、必ず事前に注意書きもチェックしたうえで購入しましょう。

水を利用するときは水側の栓を開ける

給湯器の電源を切っている状態であっても、水を利用するときは水側の栓を開けて使用しましょう。

これだけでも、給湯器を長持ちさせることに繋がります。
お湯も出る蛇口は、水が出る蛇口が水用とお湯用の2つに分かれているか、蛇口のひねる方向でお湯か水を出すようになっており、それぞれ分かれているのが分かるでしょう。

 

実は、蛇口だけでなく給湯器の配管もお湯用と水用で分かれています。
給湯器の電源を切っているときにお湯側の栓を開けると、当然お湯は出ず冷たい水が出てきますが、その際にお湯用の配管を冷たい水が通ることで、温度差による結露が発生します。

 

この結露が配管の錆・腐食などの原因になり、給湯器の寿命を縮めてしまう原因につながりかねません。

給湯器の寿命を維持するためにも、水を使うときは、必ず水側の栓を開けるように徹底しましょう。

給湯器にエラーが起きたらまずはエラーコードで原因特定をしよう

給湯器の使用時にエラーが出たら、リモコンパネルに表示されているエラーコードを確認し、まずは付属の取扱説明書やパソコン、スマートフォンでエラーコードの内容を確認することから始めてみましょう。
エラーの中には、電源のリセットで簡単に復旧できるものもあるので、まずは確かめることが大切です。

 

この記事の中ではよくあるエラーコードや、大事なエラーコードの詳細は、ぜひ本記事を参考にしてください。

他にも、メンテナンスのタイミングを知らせるコードや給湯器本体の故障によるエラーの場合もあります。

エラー内容や実際に復旧を試みても改善しない場合は、速やかにメーカーや専門業者に問い合わせしましょう。

もし、東京都や埼玉県内でお湯のトラブルにお困りなら、東京都・埼玉の給湯器交換のタマにご連絡ください。

迅速丁寧に対応させていただきます。

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